役割をしっかりと理解して作成しよう

ポートフォリオの作成時には、ポートフォリオが持つ役割や目的を正しく理解したうえで、持っているスキルを反映する内容に仕上げることがとても大切です。採用担当者はポートフォリオのコードに目を通してエンジニアのスキルを判断するため、ハイレベルなスキルを持っている人は積極的に用いましょう。そこでエンジニアがポートフォリオを作成する際には、いくつか押さえておきたいことがあります。

まずはこだわりすぎず、明瞭で簡潔なものに仕上げることです。どんなに高いスキルを駆使していても、使い勝手が悪かったり、見にくいものではマイナスの印象を与えかねません。エンジニアのポートフォリオに芸術性は求められていないので、持っているスキルを簡潔に視覚的にアピールするための媒体だと考えましょう。

2つ目は、ポートフォリオを完全に把握しておくことです。面接の際には、相手がポートフォリオを見ながら説明を求めてくることもよくあります。そのとき、自分はポートフォリオを見ずに内容や機能を説明しなければなりません。そのため、手元にポートフォリオがなくても、内容について説明できることは大切なポイントと言えます。

最後の3つ目は、うっかり機密情報を載せないように注意することです。大規模なプロジェクトに携わった経験がある人だと、自分をアピールする目的で内部情報をポートフォリオに載せてしまうかもしれません。しかし、公開が認められている情報でないものは、具体的な情報を載せないように細心の注意を払う必要があります。